神戸の元町、ポートタワーの見える事務所で
弁護士をしています、古谷(ふるたに)です。
トラブルの発生を予防し
安心して、事業、生活が送れるよう
サポートをしています。
過去に扱った案件で
転倒事故というものが
いくつかありました。
何かにぶつかる。
物に引っかかる。
床で滑ってしまう。
そうして転んで
けがをしてしまう
事故のことです。
今のSNSでは
転んだ側の自己責任!
そう言われそうです。
たしかに注意して歩くに
越したことはありません。
ただ法律上は
それだけで終わらない
場合があります。
例えば…
スーパーの野菜売場で
床が濡れていた。
その床で、滑って転倒した。
そんな場合です。
野菜売場では
商品から水が滴り落ちる
これは、予想しやすいことです。
そのため定期的な見回りや
清掃を行ったり、注意表示をしたり、
対策をしないといけません。
濡れている床を
長時間放置していれば
賠償責任を負うことになります。
単にこけただけ。
そう思われることも
あるかもしれません。
ですが転倒は
打ちどころ次第で
大きなけがになります。
手をついて
手首を骨折する。
足の付け根や背骨を痛めて
長く通院することも。
後遺障害が残れば
賠償額も大きく
なることがあります。
他にも、倉庫前の荷物が
道路側に倒れていて
つまずかせた。
看板が倒れそうで
接触してけがをした。
そんな例もあります。
またお客さんではなく
従業員でも同じです。
店内で滑ってけが。
資材につまずいて転倒。
これは労災事故になります。
小さな危険の段階で、
どれだけその芽を摘むか
これが大事になりますね。
私の通勤路にも
居酒屋の提灯が
出ている場所があります。
少し気を抜くと
ぶつかりそうです。
スマホを見ながらなら
なおさら危ない。
私にも落ち度があります。
もし本当にぶつかれば
前を見ていない分過失相殺でしょう。
それでも危険物が出ていれば
責任はゼロとは限りません。
濡れた床を拭く。
荷物を片づける。
通路を確保する。
看板の位置を直す。
段差に印をつける。
それだけでも違います。
大きな事故は
小さな油断から
始まります。

