神戸の元町、ポートタワーの見える事務所で
弁護士をしています、古谷(ふるたに)です。
交通事故の被害者側のサポートを中心に、
遺言作成や相続、契約書チェックなどを
担当しています。
オリンピック、開幕前は
「あら、もう?」
という感覚でした。
ですが、日本人選手の活躍もあり、
始まってみるとつい見入ってしまいます。
今日は、フィギュアスケート
ペアの金メダルの話題で
持ちきりでした。
努力が報われた瞬間は、
見ているこちらも
うれしくなります。
そんな中、私の心に
残ったのは、スキー回転の
試合でした。
金メダル候補と言われていた選手が、
まさかの失敗。
そのままメダルを逃してしまいました。
レース後、コースの端で雪の上に横たわる姿。
表彰式の様子と、その選手の姿が
交互に中継されていました。
勝者と敗者。その対比が、
とても強く印象に残りました。
スポーツは、はっきりと結果が出ます。
順位がつき、メダルが決まる。
白黒が明確な世界です。
裁判の世界も、外から見ると、
同じように思われがちです。
勝訴か、敗訴か。
勝ち負けを決める場だと
感じられることが多いでしょう。
ですが、裁判の終わり方は、
判決だけではありません。
和解という方法があります。
今日も、相手方と裁判外で、
和解に向けた打ち合わせをしました。
お互いの主張を並べながら、
どこで折り合いをつけられるかを探ります。
和解は、どちらかが
完全に勝つ形ではありません。
ですが、敗者をつくらずに紛争を
終わらせれる可能性があります。
判決の場合、一方は
どうしても「負けた」と
感じます。
そして、控訴という
次のラウンドに進むことも
あります。
争いが長引くことも
少なくありません。
和解は、そこで一区切りを
つける方法です。
もちろん、簡単ではありません。
譲れない思いもあります。
それでも、紛争の先に
生活があることを考えると、
終わらせ方を選ぶことも大切です。
雪の上に横たわる選手の姿は、
悔しさを物語っていました。
勝ち負けは厳しい。
ですが、その後の
人生は続いていきます。
裁判も同じです。
結果は大事です。
けれど、その後の
暮らしも同じくらい大事です。
今日の和解の打ち合わせを通して、
敗者をつくらずに解決する、
その重要性を改めて考えました。
紛争のその先を見据えながら、
向き合っていきたいと思います。

