神戸の元町、ポートタワーの見える事務所で
弁護士をしています、古谷(ふるたに)です。
交通事故の被害者側のサポートを中心に、
遺言作成や相続、契約書チェックなどを
担当しています。
高齢者の方のサポートの
ご依頼をいただきました。
ひとことで高齢者といっても、
本当にさまざまです。
健康状態も、性格も、
家族構成も、まったく違います。
遺言や後見制度で、
将来に備えようと、
自分で決めて来られる方。
とてもしっかりしていて、
「本当に必要なのかな」と
思うほどです。
ですが、そういう方ほど、
きちんと備えておかれます。
一方で、
「なんとなく不安だわ」と
おっしゃる方。
ケアマネさんや、周りの方の
ご紹介でつながることが多いです。
自分から相談に行く、
というよりも、誰かに
背中を押されて来られます。
実際には、多くの方が、
「どうしよう」と
思いながら、動けずにいる。
あるいは、
そもそも問題になるのか
どうかも分からない。
そういう状態なのだと感じます。
自分が弱ったとき。
自分が亡くなったとき。
正直、なかなか
現実味のない話です。
今は元気。まだ先のこと。
そう思うのも、自然です。
だからこそ、
どうやって情報を
届けるかが課題です。
怖がらせるのではなく、
押しつけるのでもなく。
具体的な事例を交えながら、
「もしも」を少しだけ
想像してもらう。
通帳の管理はどうなるか。
施設に入ることに
なったら誰が手続をするのか。
相続人が遠方にいたら。
小さな問いかけを重ねていく。
万が一のときの備えは、
今すぐ必要ではないかもしれません。
ですが、考えておくだけでも、
安心は違います。
私の役目は、
すべてを決めることではありません。
一緒に考え、整理し、
備える方法を提案すること。
元気なうちだからこそ、
できることがあります。
まだ現実味がない話でも、少しずつ。
必要な方に、きちんと届くように。
そんなサポートを
続けていきたいと思います。
今日の方は、大病をされたようですが、
今は力強くお話しされておりました。
そして、
「周りの人には迷惑を掛けたくない」
と繰り返されていたので、
万が一のときのご提案が
響いたようでした。

