神戸の元町、ポートタワーの見える事務所で
弁護士をしています、古谷(ふるたに)です。
交通事故の被害者側のサポートを中心に、
遺言作成や相続、契約書チェックなどを
担当しています。
SNSの登場で、情報の広がり方は、
大きく変わりました。
これまでは、家族との会話や、
飲み会の席での話など、限られた範囲で
共有されていたものが、
今では、同じ感覚で投稿しても、
一気に世界中に広がります。
役立つ情報や、面白い話が広がる一方で、
本来、広げてはいけない情報まで、
拡散されてしまうこともあります。
テレビ局の関係者が内部資料を投稿したり、
結婚式場のスタッフが参列者の情報を投稿したり、
という事例が話題になりました。

働いていくうえで、守秘義務を負っていることが多いです。
本来、仕事で知った情報は、
たとえ家族でも、軽々しく話してはいけない、
そういう性質のものです。
もっとも、これまでは、
限られた範囲での会話にとどまることが多く、
大きな問題になることは少なかったのも事実です。
しかし、SNSでの投稿は、全く別です。
一度、公開されれば、誰が見るか分からず、
一気に拡散してしまいます。
投稿を削除しても、
完全に消えるとは限りません。
もはやコントロールできないものになる、
というのがSNSの怖いところです。
物心ついたときからSNSに触れている世代と、
後から使い始めた世代では、
この危機感に差があるようにも感じます。
会社にとっては、こうした社員さんの投稿が、
信用の低下や、取引停止、さらには損害賠償へとつながる
リスクもあります。
では、どうすればよいのか。
一つは、ルールを明確にすること。
今回のニュースでも、当たり前すぎて
そんなことをしてしまうのか、
そういう意見があったようです。
その当たり前の感覚を丁寧に、
どこまでが発信してよい情報なのか。何がNGなのか。
具体例を示しながら、共有することが大切です。
もう一つは、日々の意識づけです。
「これを投稿して、大丈夫か?」
一度、立ち止まって考えるくせをつける。
ついつい、家族と、仲の良い友人と
話しているような感覚になるSNSですが、
世界に向けて叫んでいる、
そう認識することが大事です。
私も仕事柄、SNSに写真を投稿するときは、
主に写したいものが投稿してOKかはもちろん、
背景になにか写りこんでいないか、
そういうことも気にしています。

