神戸の元町、ポートタワーの見える事務所で
弁護士をしています、古谷(ふるたに)です。
交通事故の被害者側のサポートを中心に、
遺言作成や相続、契約書チェックなどを
担当しています。
仲間と、同じ夢に向かって進む姿。
素敵ですよね。
チームスポーツも、会社経営も、
同じように感じます。
一人では難しいことも、
複数の力が合わさることで、達成できる。
そんな魅力があります。
実際、共同で会社を立ち上げた、
という話もよく聞きます。
ただ、現実には、
どこかでボタンを掛け違え、
対立して会社を離れる。
そんなケースも少なくありません。
問題は、その
「抜けるタイミング」で、
生じます。
特に大きいのが、
株式の問題です。
創業メンバーは、
株式を多く持っていることが
ほとんどです。
例えば、二人で半分ずつ
出資した会社。
株式も半分ずつ持っている、
というケースです。
この二人が対立すると、
株主総会で過半数が取れず、
重要な意思決定ができなくなります。
では、株式を買い取るか、
という話になっても、
「いくらで買うのか」
ここでまた対立が生まれます。
対立した場合だけではありません。
創業者が不意の事故や
病気で亡くなった場合。
その株式は、相続人に
引き継がれます。
会社とは関係のない方が、
大きな株主として現れる。
そんな事態も起こりえます。
こうしたトラブルは、
事前にルールを決めておくことで、
防ぐことができます。
例えば、誰かが抜ける場合。
その人の株式はどうするのか。
買い取る場合の価格はどう決めるのか。
こうした内容を、
あらかじめ決めておく。
これが、
創業者間契約
や
株主間契約
と呼ばれるものです。
とはいえ、創業のタイミングで、
別れの話をするのは、
気が進まないものです。
結婚するときに、
離婚のことを考える人が
少ないのと、同じかもしれません。
それでも、
離婚も共同経営のトラブルも、
実際に多く起きています。
だからこそ、まだ
問題が現実味を持たないうちに、
冷静に「もしも」を考える。
それが、大きなトラブルを
防ぐ一歩になります。
良い関係を長く続けるために。
あえて、別れ方を決めておく。
そんな視点も大切だと感じています。

