声を上げてもらうことが大切

神戸の元町、ポートタワーの見える事務所で
弁護士をしています、古谷(ふるたに)です。

 

トラブルの発生を予防して

安心して、事業・生活が送れるよう

サポートしています。

 

 

外来種のカミキリが、
桜の木を食い荒らしている、
というニュースを見ました。

 

 

クビアカツヤカミキリ
という虫です。

桜や梅などの木に入り込み、
中から弱らせてしまうそうです。

 

 

怖いのは、外から見ただけでは、
すぐには分かりにくいところです。

木の中で、少しずつ被害が進んでいく。

 

 

気づいたときには、

木がかなり弱っている。

場合によっては、倒木の危険も出てくる。

 

 

そのため、自治体は、見つけたら
情報提供してほしい、

と呼びかけています。

 

 

自治体だけで、すべての桜の木を
毎日見て回ることはできません。

公園。学校。川沿い。住宅地の近く。

たくさんの場所に桜があります。

 

 

だからこそ、そこに暮らす人の
小さな気づきが大切になります。

 

 

会社の中でも、
問題は見えにくいところで
進むことがあります。

 

 

従業員の不正。

ハラスメント。

経費のごまかし。

お客様への不適切対応。

現場でのルール違反。

 

 

経営者が毎日すべての現場を
見て回ることはできません。

 

 

社長室にいるだけでは、
現場の小さな違和感は
なかなか届きません。

 

 

もちろん、
内部通報制度という
言葉もあります。

 

 

公益通報者保護法では、
従業員などが

一定の法令違反について通報した場合に、

不利益な扱いを受けないようにする
制度が設けられています。

 

 

ただ、中小企業では、
いきなり内部通報制度です、
通報窓口です、と言われても、
大げさに感じるかもしれません。

 

 

大事なのは、制度の名前よりも、
声が上がる空気です。

 

 

現場で、少し変だなと思ったこと。

この対応は危ないかもしれない、と感じたこと。

お客様からの小さな不満。

社員同士のちょっとした違和感。

 

 

そうしたものが、

早めに上がってくる組織かどうかです。

 

 

たとえば、飲食店であれば、

冷蔵庫の温度管理が少し甘い。

手洗いのルールが守られていない。

クレームになっていないが、
お客様の表情が気になった。

 

 

建設業であれば、

現場で安全帯を外している人がいる。

下請けさんへの指示が口約束になっている。

追加工事の話が書面に残っていない。

 

 

福祉事業であれば、

利用者さんへの声かけが少し強い。

お金の管理が一人任せになっている。

家族への説明が職員によってばらついている。

 

 

どれも、その時点では
大きな事件ではありません。

 

 

でも、放っておくと、
木の中に入った虫のように、

少しずつ会社を弱らせていきます。

 

 

そこで必要なのは、
風通しの良い組織です。

 

 

朝礼で、小さなヒヤリハットを共有する。

月に一度、困っていることを聞く時間を作る。

匿名でなくても相談しやすい役員や管理者を置く。

 

 

相談した人が損をしないことを
はっきり伝える。

こうしたことだけでも、会社は変わります。

 

 

そして、顧問弁護士も、
その相談先の一つで
ありたいと思っています。

 

 

大きなトラブルの前の段階で
声をかけてもらえる方が、
できることはたくさんあります。

 

 

これは少し危ないですか。

この言い方でメールを送って大丈夫ですか。

この契約、口約束で進めてよいですか。

 

 

そんな小さな相談が、
大きな倒木を防ぐことがあります。

 

 

そのためには、私自身も、
待っているだけでは足りません。

 

 

相談するときのリストの上の方に、
自然に思い出してもらえるように、

普段から関わっておこうと思いました。

お問い合わせ

事務所名 澤上・古谷総合法律事務所
〈 兵庫県弁護士会 登録番号 39773 〉
所在地 〒650-0024
兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-1 KCCビル7階
執務時間 平日9:00〜20:00
(平日夜間、土日祝日も事前にご連絡頂ければご相談可能です。)
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