神戸の元町、ポートタワーの見える事務所で
弁護士をしています、古谷(ふるたに)です。
トラブルの発生を予防して、
安心して、事業・生活が送れるよう
サポートしています。
サッカーワールドカップで、
アメリカの選手に出された
レッドカードをめぐって、
大きな批判が出ています。
レッドカードを受けた
アメリカ代表の選手が、
本来、次の試合に出られない
はずだったところ、
その出場停止処分が停止され、
次戦に出られることに
なったとのことです。
詳しい事情や判断の根拠が
説明されていないため、
トランプ大統領のごり押しだったのでは?
と批判をよんでいます。
スポーツでは、ルールがあるからこそ、
安心して見られます。
強いチームも、弱いチームも、
有名選手も、控え選手も、
同じルールの中で戦うからこそ、
勝敗に意味があります。
もし、大事な選手だから、
興行的に困るから、開催国だから、
という理由でルールが曲げられたと
感じてしまうと、
とたんにしらけてしまいます。
経営者目線では、自分の会社では
同じようなことをしていないでしょうか。
たとえば、売上をものすごく
上げるエース営業マンが
いるとします。
その人が、パワハラ、セクハラをした。
経費精算をごまかしている。
社内ルールを守らない。
本来なら、就業規則に沿って
処分を検討すべき場面です。
ところが、社長がこう考える。
「あいつはお客様を
たくさん持っているから」
「少しくらいは目をつぶろう」
「今回は内々で済ませよう」
気持ちは、分からなくはありません。
中小企業では、一人の存在が
会社の売上に大きく影響します。
特に、少人数の会社では、
社長の感覚で何とか回っている
場面もあります。
いわば、「俺がルール」
という状況です。
これで会社が動いてしまう時期があります。
創業期や、家族経営の小さな会社では、
「俺がルール」の機動力こそ大事でしょう。
ただ、ずっとそこに
あぐらをかいていると、
会社は危なくなります。
社員さんが増え、
会社の規模が大きくなり、
就業規則がある。
服務規律がある。
懲戒処分の規定がある。
ルールは整備した。
それなのに、
社長>ルールの状況が続いている。
こうなると、真面目に働きたい人ほど
会社を辞めて言ってしまいます。
そして、社長に気に入られるために
見せかけの数字、不正、
そのような、負の状態だけが残ります。
ルールを決めた以上は、社長も従う。
その覚悟が必要なのでしょう。

