神戸の元町、ートタワーの見える事務所で
弁護士をしています、古谷(ふるたに)です。
交通事故の被害者側のサポートを中心に、
遺言作成や相続、契約書チェックなどを
担当しています。
最近、株式会社の設立を考えています。
中小企業のご相談も増えてきて、
これまで見てきたこと、
担当してきたことに加えて、
自分自身でも経営を
経験してみることが、
役に立ちそうだと感じています。
周りには、
法人設立の支援をされている方も
多くいます。
お願いする選択肢もありますが、
まずは自分でやってみる。
それも一つの経験です。
うまくいかないことがあれば、
このブログで報告できますし、
それ自体が学びになります。
会社設立で、まず取り組むのが定款づくり。
商号は、子どもの名前から一文字ずつ
使わせてもらうことにしました。
そして、悩むのが
「目的」です。
どんな事業をする会社なのか。
これについては、以前、
経営者仲間からこんな話を
聞いたことがあります。
新規事業の準備をして、
しっかり事業計画を作り、
自信満々で金融機関に融資の相談へ。
手応えを感じて帰社すると、
すぐに金融機関から連絡が。
良い返事かと思いきや、
「この事業、定款の目的に
入っていませんよね」
「定款変更が必要です」
という内容でした。
どれだけ採算性があっても、
金融機関は、定款との整合性も見ています。
幸い、その会社は、
社長が全株式を保有しており、
すぐに対応できたとのことですが、
定款変更には、株主総会の特別決議、
つまり、出席株主の3分の2以上の
賛成が必要になります。
新規事業だけでなく、
M&Aで異業種の事業譲渡を受けるときも、
注意が必要そうですね。
融資を受けるかは別としても、
ある程度想定している事業は、
最初から記載しておく方がよさそうです。
一方で、後から面倒だからと
何でも盛り込みすぎると、
「何をする会社か分からない」
そんな印象にもなりかねません。
設立時の一手間。
つい軽く見がちな定款ですが、
実は、とても重要です。
今、困っていないから大丈夫、
ではなく、少し先を見据えて考えておく。
人に言うのは簡単ですが、
自分ごとになると、結構大変です。

