「周りの人もやっていた」と言われにないようにするために

神戸の元町、ポートタワーの見える事務所で
弁護士をしています、古谷(ふるたに)です。

 

 

トラブルの発生を予防して

安心して、事業・生活が送れるよう

サポートしています。

 

 

元広島カープの羽月隆太郎氏に
関するニュースを見ました。

 

 

「ゾンビたばこ」と呼ばれる
指定薬物の使用をめぐる裁判で、

他の選手も吸っていた、
という趣旨の発言があり、

 

 

球団が全選手を対象に
再調査する方針、
と報じられています。
(デイリースポーツ)

 

 

私は広島出身で、
もちろん、カープファンです。

だからこそ、
このニュースはとても残念でした。

 

今後の調査で、事実関係は
丁寧に確認される必要があります。

 

 

一人の発言だけで、すべてを
決めつけることはできません。

 

 

ただ、もし本当に、

周りにも同じような行為があったなら、

これは一人の問題では済まなくなります。

 

 

プロ野球選手は、強ければよい、
結果を出せばよい、というだけの
存在ではありません。

 

 

子どもたちが憧れる存在であり、
地域にとっても大切な存在です。

強いだけでは、足りない。

お手本であることも、求められる。

そこが、プロの厳しさなのだと思います。

 

 

会社の中でも、

「みんなやっているから」

「昔からこうだから」

という理由で、

グレーな行為が放置されていることがあります。

 

 

たとえば、勤務時間のつけ方。

経費精算のルール。

取引先との接待や贈答。

社内情報の持ち出し。

 

 

大きな問題になっていない間は、

まあいいか、で済んでしまう。

 

 

しかし、一人の不祥事が表に出たとき、

「実は他の人もやっていました」

となれば、会社は一気に混乱します。

 

 

経営者からすれば、

「うちの社員に限って」

と思いたいところです。

 

 

でも、その思い込みこそが
危険な場合もあります。

 

 

ここで、意識したいのは、
暗黙のルールを放置しないこと。

 

 

何が禁止なのか。

どこからが会社として許されないのか。

見つかったときに、どう対応するのか。

 

 

そこを、就業規則や社内規程で
明確にしておく。

 

 

そして、作って終わりではなく、
定期的に研修や面談で共有していく。

 

 

それが、社員を縛るためではなく、
社員と会社を守ることにつながります。

 

 

不祥事が起きてから、
慌てて調査する。

 

 

もちろん、それも必要です。

ただ、本当に大事なのは、その前です。

 

 

小さな違和感を見逃さない。

現場の空気を知っておく。

相談しやすい窓口をつくる。

 

 

そうした日頃の積み重ねが、
ガバナンスなのです。

 

 

カープには、ファンとして、
しっかり対応してほしいと思います。

 

 

そして、会社経営でも、同じように、

「うちは大丈夫」で終わらせず、

今のうちに足元を見直しておく。

 

 

そんな意識が、大きなトラブルの
予防につながります。

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〈 兵庫県弁護士会 登録番号 39773 〉
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