そのコスト削減、本当に得ですか?

神戸の元町、ポートタワーの見える事務所で
弁護士をしています、古谷(ふるたに)です。

 

 

トラブルの発生を予防して

安心して、事業・生活が送れるよう

サポートしています。

 

 

モバイルバッテリーの発火事故に関する
ニュースを見ました。

東急池上線の電車内でモバイルバッテリーが発火 女性が軽傷 (2026年5月18日掲載) - ライブドアニュース
18日朝、東急池上線の電車内でモバイルバッテリーが発火し、1人がけがをしました。午前7時半ごろ、東京・品川区の東急池上線の旗の台駅で「モバイルバッテリーから発火した」と119番通報がありました。警視庁により

 

 

リチウムイオン電池の不具合による
発熱や発火事故が報告され、
回収対象となる製品もあります。
(ケータイ Watch)

 

 

便利なものほど、

扱いを間違えると怖いですね。

 

 

私も、ガジェット好きで

いろんなガジェットのバッテリーを

追加で買うこともあります。

 

 

その際、たとえば、純正品が6000円。

非純正品が2000円。

差額は4000円です。

 

 

確かに心の動く金額ですが、

その4000円を節約した結果、
もし発火して、オフィスや自宅が
燃えてしまったら。

 

 

数千万円の損害に

つながるかもしれません。

そう考えると、

この節約は、本当に得なのか。

少し慎重になります。

 

 

もちろん、すべて高いものを
買えばよいという話ではありません。

 

 

ただ、目先の安さだけで判断すると、

後で大きなリスクを抱えることがあります。

 

 

無料で拾った契約書のひな型を、そのまま使う。

少しでも安い保険にして、肝心な補償が抜けている。

古いパソコンやサーバーを、まだ動くからと使い続ける。

 

 

バックアップを取らずに、データが飛ぶ。

社員教育を後回しにして、SNS投稿で炎上する。

労務管理を自己流で続けて、未払い残業代の問題になる。

専門家への相談を先延ばしにして、

税務や社会保険であとから困る。

 

 

どれも、その時点では、
少し得をしたように見えます。

 

 

でも、後で見ると、
まったく割に合わない、

まさに、コスト削減どころかコスト増の状態です。

 

 

4000円を惜しんで、
数千万円のリスクを背負う。

数万円を惜しんで、
数年後に大きな紛争へ発展する。

 

 

もちろん、本人も気づいている、

そこへチェックする、止める仕組みがない

そういうこともあるかもしれません。

 

 

大切なのは、正しいコスト削減と、
会社を危うくするコスト削減を見分けること。

 

 

削ってよいもの。

削ってはいけないもの。

そこを分けて考える必要があります。

 

 

契約書も、保険も、労務管理も、情報管理も、

普段は地味です。

問題が起きなければ、
ありがたみも感じにくい。

 

 

でも、いざという時に、

会社を守る土台になります。

 

 

予防法務とは、

怖がらせるためのものではありません。

 

 

目先の節約で、

将来の大きな損を

生まないための考え方です。

 

 

安いから選ぶ、ではなく、
リスクに見合っているか。

その視点を持ちたいですね。

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