神戸の元町、ポートタワーの見える事務所で
弁護士をしています、古谷(ふるたに)です。
トラブルの発生を予防して、
安心して、事業・生活が送れるよう
サポートしています。
フィギュアスケートの坂本花織選手が、
引退と結婚について語ったニュースを見ました。
世界で活躍した選手が、次の人生に進む。
華やかな、でも少しの寂しさがありますね。
その中で感じたのは、
「区切りをどう迎えるか」
ということの大切さです。
スポーツ選手にとって、
引退は大きな決断です。
まだできる。もう十分やった。
次の人生に進みたい。
いろんな感情があると思います。
そして、どんな終わり方をするかで、
その人らしさや、人柄が出ます。
いろいろな経営者、会社を見ていても、
同じように感じます。
会社には、いろんな「終わり」があります。
契約の終了。
従業員の退職。
共同経営の解消。
事業承継。
始めるときは、前向きです。
一緒に頑張ろう。成功しよう。
そういう空気があります。
でも、終わるときには、
感情とお金が絡みやすい。
例えば、長年取引していた会社との関係。
最初は、信頼関係だけで始まっていても、
最後に、
「聞いていた話と違う」
「引継ぎが不十分だ」
「未払いがある」
そういう形で
揉めてしまうこともあります。
共同経営でも、
最初勢いがある内は頼りになる戦友です。
ただ、利益配分や方向性の違いで、
関係が悪化することも少なくありません。
だからこそ、
元気なうちに。
関係が良いうちに。
終わり方を決めておくことが大切です。
例えば、契約終了時のルールを決めておく。
退職時の引継ぎ方法を整理しておく。
株式をどう扱うかを決めておく。
そういう準備が、
後々の大きなトラブルを防ぎます。
ここで
誤解されがちなのが、
「書類を作るのは、相手を疑うこと」
という感覚です。
でも、本来は違います。
トラブル予防とは、お互いが、
次に進めるようにする準備です。
終わる時に、できるだけ
しこりを残さない。
そのために、事前に整理しておく。
むしろ、相手との関係を
大切にしたいからこそ、
必要なことだと思います。
スポーツでも、
仕事でも、始まりは華やかです。
でも、本当にその人らしさが出るのは、
終わり方なのかもしれませんね。

